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閉環 へいかん ring‐closure

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世界大百科事典 第2版の解説

へいかん【閉環 ring‐closure】

分子内で結合が生成する反応の総称。(a)分子内縮合による閉環 これは分子内の2種の官能基が縮合反応を起こして環式化合物を形成する場合で,ヒドロキシ酸ラクトンを生成する反応(式(1))がこれに相当する(縮合)。(b)分子内付加による閉環 これはC=C結合などの不飽和結合に分子内の官能基が付加して閉環する場合で,式(2)のように,分子内オキシセレン化反応でテトラヒドロフラン環を生成する例や式(3)のように,分子内アセタールを形成する例があげられる(付加)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

閉環
へいかん

環化」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

閉環
へいかん
ring closurecyclization

鎖式化合物を環式化合物に変換することで、環化ともいう。一般に鎖状構造の両末端に官能基をもつ化合物を用いて環化反応を行わせる。たとえばディークマン反応はジエステルの環化反応である()。また、フリーデル‐クラフツ反応を利用すると縮合環化合物を合成できる。ディールス‐アルダー反応のように、ジエンと親ジエン試薬の2種類の分子から一つの環が生成する閉環反応もある。[佐藤武雄・廣田 穰]

閉環重合

環化重合ともいう。1分子中に2個の重合しやすい基をもつ単量体は、うまく条件を選択すると環を形成しながら重合する。100%環化した重合体を得ることはむずかしく、重合率の増加とともに未反応の官能基の分子間反応により、架橋して不溶化する場合が多い。環化重合体は熱力学的に安定な、5員環または6員環構造のものがほとんどである。[垣内 弘]

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