日本大百科全書(ニッポニカ) 「フッ素化」の意味・わかりやすい解説 フッ素化ふっそかfluorination 元素または化合物中にフッ素原子を導入する工程のことでハロゲン化の一つである。フッ素は他の元素に対する親和がきわめて大きく、ほとんど全部の元素と反応して、そのフッ化物を与える。 2Sb+5F2 → 2SbF5 S+3F2 → SF6 有機化合物とフッ素との直接反応は、激しすぎて分解を伴うので、使用例は少なく、フッ化水素、フッ化アンチモン、フッ化水銀、フッ化銀、フッ化カリウムなどがフッ素化剤として用いられる。[加治有恒][参照項目] | ハロゲン化 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例