フッ素錠(読み)フッそじょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フッ素錠」の意味・わかりやすい解説

フッ素錠
フッそじょう

歯の形成期にフッ化物を長期間,大量に摂取すると斑状歯になるが,適当量であると,歯質が酸に対して抵抗性になるといわれる。これをう蝕(虫歯)予防に応用して,歯の形成期に毎日一定量のフッ素錠を服用させる。その効果は 20~40%といわれる。個々人が対象となるので,上水道のフッ素化の場合のように地域社会的な問題はないが,飲み忘れて中途半端になりやすい。なお,錠剤服用ではなく,フッ化物溶液を歯冠に塗布することによって,同じ目的を果そうとする方法もある。ことに萌出直後の歯はフッ素の取込みがよいので,幼児に対して施行される。その予防効果は 30~40%といわれる。

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