フトゥウワ(その他表記)futuwwa

山川 世界史小辞典 改訂新版 「フトゥウワ」の解説

フトゥウワ
futuwwa

アラビア語でムルウワ(男らしさ)の対概念であり,原義は「若者らしさ」「寛大さ」。ジャーヒリーヤ時代や初期イスラーム時代にはあまり用いられず,類語のファターが若者の高貴な精神を体現した者の意味で用いられた。10世紀以降,イスラーム世界の各都市に出現した義侠(ぎきょう)集団であるアイヤールアフダースは,フトゥウワを徳目としていた。その後,スーフィー教団やギルドと深く結びつき,その理念や集団名を表すようになった。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む