義侠(読み)ギキョウ

精選版 日本国語大辞典 「義侠」の意味・読み・例文・類語

ぎ‐きょう‥ケフ【義侠】

  1. 〘 名詞 〙 正義を守り、弱いものを助けること。また、その人。男伊達。任侠。〔漢語字類(1869)〕
    1. [初出の実例]「父が引取って自分の児とし養ったので、父からいふと半分は孤児を救ふ義侠(ギケフ)でしたらう」(出典運命論者(1903)〈国木田独歩〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「義侠」の解説

ぎきょう【義侠】

愛知日本酒明治時代蔵元は酒の価格が急騰しても小売商との契約を守り、採算を度外視して安値のまま酒を提供。酒名は、その際に小売商から贈られたもの。全量純米仕込み。「えにし」は3年間熟成させた特別純米酒ほか純米大吟醸酒など。原料米は主に山田錦。仕込み水は木曽川伏流水。蔵元の「山忠本家酒造」は江戸中期創業。所在地は愛西市日置町弐橋。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

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