デジタル大辞泉 「フライボール革命」の意味・読み・例文・類語 フライボール‐かくめい【フライボール革命】 《flyball revolution》2010年代の半ばから米国メジャーリーグで使われ始めた野球用語で、多くの打者が意図的にフライを打つようになったこと。[補説]ビッグデータを利用した打球の分析により、26度から30度の角度を付けた時速98マイル(約158キロ)以上の打球が、安打・長打になりやすいとされたことによる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵mini 「フライボール革命」の解説 フライボール革命 野球の打撃理論で、安打の確率を上げるためにゴロではなく球を打ち上げることを推奨するもの。米大リーグでは2015年から、選手の投球速度や打球飛距離、投球の回転数などを数値化する「スタットキャスト」システムが導入されたが、打球速度が時速約158キロメートル以上で角度が26〜30度のとき、安打になる確率が8割以上になることが同システムによって判明した。この理論を実践して本塁打を量産したヒューストン・アストロズが17年のワールドシリーズを制したことや、打者に応じて守備位置を偏らせる「守備シフト」の隆盛でゴロでの安打が生まれにくくなったことでこの理論が広まった。 (2019-3-7) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報