20世紀西洋人名事典 「フランク・リーパイマン」の解説
フランク・リー パイマン
Frank Lee Pyman
1882.4.9 - 1944.1.1
英国の有機化学者。
元・マンチェスター大学教授,元・ブーツ純薬会社研究所研究部長。
モールバン生まれ。
ビクトリア大学オーエンズ・カレッジ卒業後、チューリヒ連邦工科大学で学び、1904年バーゼル大学で博士号を取得する。英国に帰り’06年ウェルカム化学会社研究部に入社し、第一次大戦中は海外派遣軍の治療薬の調整を行う。’19年マンチェスター大学教授を経て、’27年ブーツ純薬会社研究所研究部部長となる。グリオキザリンの環式アミジンの研究やホフマン分解によるアンヒドロ体の構造の研究など製薬学や化学療法の分野で貢献した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報