フリジア諸島(読み)ふりじあしょとう(その他表記)Frisian Islands

日本大百科全書(ニッポニカ) 「フリジア諸島」の意味・わかりやすい解説

フリジア諸島
ふりじあしょとう
Frisian Islands

ヨーロッパ大陸の北海沿岸、オランダからドイツにかけて連なる諸島。「フリジア」は英語名で、ドイツ語名フリージッシェ諸島Friesische Inseln、オランダ語名フリーシェ諸島Friesche Eilanden。オランダに属する西フリジア諸島と、その東に連なりドイツに属する東フリジア諸島、さらにドイツのシュレスウィヒ・ホルシュタイン州西岸に南北に連なる北フリジア諸島からなる。沿岸砂丘からなる低平な島が多いが、北フリジア諸島には14、17世紀に高潮によって陸地が切り離されたハーリヒという小島もある。いずれの島も、夏には保養客、海水浴客でにぎわう。本土との間はごく浅い海で隔てられ、連絡船で結ばれているが、船の通路の部分だけ浚渫(しゅんせつ)されている。北フリジア諸島北端のジルト島との間には、長さ11キロメートルの堤が築かれて鉄道が通じ、自動車は専用貨物列車で運ばれる。フリジア語を話すフリジア人が住む。

[浮田典良]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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