20世紀西洋人名事典 「フリッチョフナンセン」の解説
フリッチョフ ナンセン
Fridtjof Nansen
1861.10.10 - 1930.5.18
ノルウェーの北極探検家,博物学者,政治家。
元・クリスティアニア大学教授。
フレン生まれ。
クリスティアニア大学で生物学を学び、1888年に博士号を取得し、同年にグリーンランドのスキー横断に成功。その後、北極の科学調査を計画し、1895年4月に北緯86度14分の地点に達し、死水現象の解明など海洋学の発展に貢献した。1897年にはクリスティアニア大学教授に就任し、第一次大戦初めからは外交政策にも寄与し、1906年から初代駐英大使、国際連盟の高等弁務官になり、捕虜の本国帰還・ソビエト難民の飢餓救済などに尽力し’23年にノーベル平和賞を受賞した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報