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外交政策 がいこうせいさくforeign policy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

外交政策
がいこうせいさく
foreign policy

外交を進めるうえでの国の政策。対外政策ともいう。外交政策の目的は国益 (→ナショナル・インタレスト ) の追求にあるといわれ,また国益の中心は国家の独立と安全の確保および国民の経済的福祉の向上にあるといわれる。しかし国益という概念はきわめて曖昧であって,はたしてそれが国民大多数の利益なのか少数支配階級の利益なのかという問題が常に生じる。外交に対する民主的統制が論じられるのも,この理由からである。また外交政策は常に,(1) 国際環境に対するイメージと知覚,(2) 利用可能な手段,(3) 国内的諸要因,の関数としてとらえられるべきであり,ここから情報の収集と分析の能力,指導者の資質と決断力,国民の士気と団結力といった問題が出てくる。

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世界大百科事典内の外交政策の言及

【外交】より

…つまりディプロマシーdiplomacyという意味での外交とは,交渉という点に重点があり,戦争とか,宣伝とか,経済手段などとともに,国家が対外目的を達成するために行使する手段のひとつである。しかしながら外交はしばしば外交政策foreign policyの意味で使用され,理解される。たとえば,〈日本の対米外交〉というように表現された場合である。…

【国益】より

…ただ現実には,政府あるいは政府支持勢力が提示する国家的利益に対して,より広範な国民の要求する国民的利益が対置されることもあり,国益がむしろ国民的利益に近い意味で用いられることもある。国益は近代外交の主導的概念の一つであり,各国が外交政策において追求すべき目標は国益であるとされてきた。しかし,〈益〉すなわちinterestの内容は,国家の安全の維持,経済的利害の追求,領土の保全・拡大といった,いわば〈利害〉のレベルにとどまるものから,国民的使命感とか国家的栄光とかいった,いわば〈関心〉のレベルに至るまできわめて多様であり,国益が明確な一義性をもつことはまれである。…

※「外交政策」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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