20世紀西洋人名事典 「フリッツハイダー」の解説
フリッツ ハイダー
Fritz Heider
1896 - ?
社会心理学者。
ウィーン生まれ。
法律学や医学、建築学を学び、後に心理学に入る。1920年グラーツ大学で学位を取得し、’27年ハンブルク大学のシュテルンの助手となる。’30年コフカと協同研究のため渡米し、マサチューセッツのクラーク大学で働き、’33年スミス大学助教授を経て、’47年カンサス大学へ移る。その間オスロー大学のフルブライト教授、デューク大学教授も務め、’59年レヴィン追悼記念賞を受賞する。社会的知覚における認知過程の力学的研究を行い、バランス理論、帰属理論は多くの社会心理学者の研究上の指針となる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報