20世紀西洋人名事典 の解説
フリードリッヒ パッシェン
Friedrich Paschen
1865.1.22 - 1947.2.25
ドイツの物理学者。
元・ボン大学教授。
シュベリーン生まれ。
ストラスブール、ベルリンの各大学で学ぶ。1888年学位論文でパッシュンの法則を確立。ハノーヴァー工科大学講師を経て、1901年チュービンゲン、’19年ボンの各大学教授、’24〜33年ベルリンの国立物理工学研究所所長を歴任。この間、’25〜27年ドイツ物理学会会長を務め、主な業績は水素原子スペクトルのパッシュン系列の発見、強い磁場でのスペクトル線の分裂に関するパッシュン=バック効果の発見等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報