フルンボイル高原(読み)フルンボイルこうげん(英語表記)Hulun Boir gaoyuan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フルンボイル高原」の意味・わかりやすい解説

フルンボイル(呼倫貝爾)高原
フルンボイルこうげん
Hulun Boir gaoyuan

日本ではホロンバイル高原の名で知られる。中国北部,内モンゴル (蒙古) 自治区北東部にある高原。モンゴル高原東端で,フルンボイル盟の西半にあたる。標高は 700~1000m。東にはターシンアンリン (大興安嶺) 山脈が連なり,多数の河川が流出して西縁を流れるエルグン (額爾古納) 川に注いでいる。地表はおおむね砂質土壌で,西部にフルン (呼倫) 湖,ボイル (貝爾) 湖があるほか,沼沢地やアルカリ湿地も多い。年降水量 300mm。草原が広がり,ウマ,ウシ,ヒツジのすぐれた放牧地となっている。灌漑施設の建設や大型機械の導入によって,草地の拡大,改良がはかられている。モンゴル系のバルガ (巴爾虎) 族の故地で,バルガ高原とも呼ばれている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「フルンボイル高原」の意味・わかりやすい解説

フルンボイル高原
ふるんぼいるこうげん / 呼倫貝爾高原

中国北部、内モンゴル高原北東部の高原。フルン湖ボイル湖の両湖があるので、この名称がつけられた。

[編集部]

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