フレデリック・グラントバンティング(その他表記)Frederick Grant Banting

20世紀西洋人名事典 の解説

フレデリック・グラント バンティング
Frederick Grant Banting


1891.11.14 - 1941.2.21
カナダ医学者。
元・バンティング研究所部長。
オンタリオ州アリストン生まれ。
トロント大学神学を学ぶが、途中で医学に転じ、卒業と同時にカナダ陸軍の衛生士官として第一次大戦に従軍し、戦功十字勲章を受ける。1920年西オンタリオ大学生理学助手となるが、’21年トロント大学に戻り糖尿病の研究を行う。同年インシュリンの抽出に成功し、その功績により’23年マクラウド教授と共にノーベル生理学・医学賞を受賞。’30年トロント大学のバンティング研究所バンティング・ベスト医学研究部長として活躍する。第二次大戦に再び従軍し、’41年ニューファンドランド上空で悲惨な最後をとげる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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