ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブイヨ」の意味・わかりやすい解説
ブイヨ
Veuillot, Louis
[没]1883.4.7. パリ
フランスのジャーナリスト。極端なウルトラモンタニスムスの信奉者。 1838年ローマを訪れてから熱烈なカトリック信徒となり,43年『リュニベール』L'Univers紙の編集者となって,激動する政治状況のなかで一貫して教皇の絶対権力を主張し,ナポレオン3世のイタリア政策に反対して 60~67年同紙は禁圧された。第1バチカン公会議では教皇無謬性の教理宣言を支持し,死ぬまで強い影響力を維持した。
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