ぶすっと(読み)ブスット

デジタル大辞泉 「ぶすっと」の意味・読み・例文・類語

ぶすっ‐と

[副](スル)
柔らかいものに勢いよく突き刺すさま。ぶすりと。「短剣ぶすっと刺す」
不機嫌なさま。ぶすりと。「ぶすっとして口もきかない」
[類語]ずぶりぶすりぶすぶすぐさっとぐさり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぶすっと」の意味・読み・例文・類語

ぶすっ‐と

  1. 〘 副詞 〙
  2. 柔らかい物に勢いよく突きささる音、また、そのさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「ブスッと肉に食いこむ弾の音」(出典:血の罠(1959)〈大藪春彦〉逆襲)
  3. 不機嫌なさまを表わす語。ぶすり。
    1. [初出の実例]「常々無口の、故意のようにぶすっとした顔つきをした看護兵が」(出典:楡家の人びと(1964)〈北杜夫〉三)

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