ぶすり(読み)ブスリ

デジタル大辞泉 「ぶすり」の意味・読み・例文・類語

ぶすり

[副]
柔らかいものに刃物などを突き刺す音や、そのさまを表す語。「刀を脇腹ぶすり(と)突き立てる」
不機嫌なさま。「ぶすりとした顔つき」
[類語](1ぐさりずぶりぶすぶすぐさっとぶすっと

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぶすり」の意味・読み・例文・類語

ぶすり

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① =ぶすっと
※土(1910)〈長塚節〉二三「彼はぶすりとして然も力のない声を投げ掛けるやうにしていった」
② 物が勢いよく突き刺さるさま、また、柔らかいものに、物を突き入れるさまなどを表わす語。
沼地(1919)〈芥川龍之介〉「踏むとぶすりと音をさせて踝が隠れるやうな、滑な淤泥の心もちである」

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