共同通信ニュース用語解説 「ブタの臓器の人への移植」の解説
ブタの臓器の人への移植
ブタは臓器の大きさが人に近く、病気の人への移植に使うことが検討されてきた。新しいゲノム編集技術の登場で免疫に関わる遺伝子を効率良く改変し、拒絶反応のリスクを減らすことが可能になり、研究が活発化している。米メリーランド大は1月、重い心臓病の57歳男性に10個の遺伝子を改変したブタの心臓を世界で初めて移植したと発表。他に手段がなく食品医薬品局が手術を認めた。米アラバマ大のチームは、遺伝子改変したブタの腎臓を脳死の男性に移植した。いずれも経過は良くなかった。
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