ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブリュエンニオス」の意味・わかりやすい解説
ブリュエンニオス
Bryennios, Nikēphoros
[没]1137. シリア
ビザンチンの歴史家。皇帝アレクシウス1世の娘アンナ・コムネナと結婚し,帝位を目指したが失敗。義母のすすめで『史林』 Hyle historias (4巻) を著わしたが,病没のため未完。これは 1070~79年の期間を扱ったもので,コムネノス家の内幕を側近として詳しく述べている。
ブリュエンニオス
Bryennios, Philotheos
[没]1914
イスタンブール出身のキリスト教東方正教会神学者。ギリシアのカルキス,ドイツの諸大学で学び,1875年セライ,77年ニコメディアの首都大主教。 73年イスタンブールで『十二使徒の教え』および2通の『クレメンス書簡』の手写本を発見,それぞれ 75,83年に注解とともに出版。
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