日本大百科全書(ニッポニカ) 「史林」の意味・わかりやすい解説 史林しりん 歴史学の総合雑誌。史学研究会の機関誌。史学研究会は、1908年(明治41)2月11日、京都帝国大学文科大学史学科の教官が中心となって発足した。初め見学会や講演会を行い講演集などを刊行。ついで14年(大正3)から会報を出し、翌年の会則改正により16年11月を期して季刊雑誌『史林』が刊行された。45年(昭和20)の敗戦の前後は刊行の困難に直面したが、その後史学研究会は、京都大学文学部史学科の学会として組織を整え直し、54年(昭和29)から『史林』の隔月刊を実現し、今日に及ぶ。[門脇禎二] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例