ブルターニュ大公城(読み)ブルターニュタイコウジョウ

デジタル大辞泉 「ブルターニュ大公城」の意味・読み・例文・類語

ブルターニュたいこう‐じょう〔‐ジヤウ〕【ブルターニュ大公城】

Château des Ducs de Bretagne》フランス西部、ロアール‐アトランチック県、ロアール川下流の河港都市ナントにある城。15世紀、ブルターニュ大公フランソワ2世により建造。1598年、フランス王アンリ4世が新教徒信仰を認める「ナントの勅令」を発布した場所としても知られる。ブルターニュ公城。

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世界の観光地名がわかる事典 「ブルターニュ大公城」の解説

ブルターニュたいこうじょう【ブルターニュ大公城】

フランスの西部、ブルターニュ半島南東の付け根に位置するロワール川河畔の都市ナント(Nantes)にある要塞城。ナントはレンヌ(Rennes)とともに、かつてのブルターニュ公国の政治の中心となった都市で、15世紀にブルターニュ大公フランソワ2世により、それまでの居城ブーフェ城(Château du Bouffay)に代わる新しい居城として建設された。深い濠に囲まれた、6つの塔を持つ堅固な城郭である。16世紀にはフランス王の城となり、1598年にフランス王アンリ4世が新教徒の信仰を認める「ナントの勅令」を発布した城として知られている。17世紀には兵舎として使われるようになり、1915年にはナント市の所有する城となった。15年に及ぶ大がかりな改修工事が行われ、2007年2月9日に再公開した。内部にはナント歴史博物館がある。

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