山川 世界史小辞典 改訂新版 「ブルネイ独立」の解説
ブルネイ独立(ブルネイどくりつ)
第二次世界大戦後再びイギリスの保護領となったブルネイは,1959年国防,外交,治安を除いた自治権を獲得した。だが,その直後浮上したマレーシア加入問題では,石油管理などをめぐって交渉が決裂した。その後も王室の安泰と国家の安全保障をイギリスに頼る国王の意向もあり,独立には至らなかったが,70年代後半に周辺諸国との関係改善が進み,79年イギリスとの条約で84年の独立が決定した。そして,その年の1月に独立した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報