ブルータスお前もか(読み)ブルータスオマエモカ

デジタル大辞泉 「ブルータスお前もか」の意味・読み・例文・類語

ブルータスおまえもか

ブルータスよお前もか

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

故事成語を知る辞典 「ブルータスお前もか」の解説

ブルータスお前もか

親しい人に裏切られた際の嘆きを表すことば。

[使用例] 星氏の最期一言もないのではなはさびしい。願わくは「ブルタス、汝もまた」というような一句があると大に振う所があったろう[正岡子規*墨汁一滴|1901]

[由来] 紀元前四四年、ローマの政治家、カエサルが暗殺されたとき、暗殺者の中に友人のブルータスがいるのに気づいて、らしたとされることばから。二世紀に書かれたスエトニウスの「ローマ皇帝伝」には「息子よ、お前もか」という形で記録があります。「ブルータス、お前もか」の形は、一六~一七世紀のイギリス劇作家、シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」によって有名となりました。

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