ブローフィッシュ(読み)ぶろーふぃっしゅ(その他表記)blowfish

翻訳|blowfish

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブローフィッシュ」の意味・わかりやすい解説

ブローフィッシュ
ぶろーふぃっしゅ
blowfish
[学] Tetraodon fluviatilis

硬骨魚綱フグ目フグ科の熱帯魚。淡水汽水域にすむのでマミズフグともいわれる。タイ、スリランカ、フィリピン、マレーシア、インドネシアに分布する。体の地色緑色または黄色で、背面から側面にかけて多数の黒色の円形斑紋(はんもん)が散在する。全長は17センチメートル余りになる。適水温は22~28℃。小魚、貝類、エビ・カニ類を食べる。性質は一般に粗暴ではなく、体の動きは鈍いが、背びれや臀(しり)びれの動きが活発で愛敬(あいきょう)があるので、観賞用として人気があり、水族館や愛好家に飼育される。

 なお、ミドリフグTetraodon nigroviridisとハチノジフグTetraodon biocellatusも汽水域にすみ、淡水フグとよばれることがあり、混同されやすいが、本種とはまったく別の種である。

落合 明・尼岡邦夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む