山川 日本史小辞典 改訂新版 「プラントオパール法」の解説
プラントオパール法
プラントオパールほう
土壌中に含まれた植物ケイ酸体(プラントオパール)を検出し,その植物を同定し,定量分析をして,当時の自然環境や生業を復元する方法。土器の胎土中にもプラントオパールがある。日本ではおもにイネ科植物のケイ酸体の検出に重点がおかれ,縄文後・晩期の遺跡からイネのプラントオパールが発見されるから,当時すでに稲作が存在したと主張されている。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報