最新 地学事典 「ヘイロフスキー鉱」の解説
ヘイロフスキーこう
ヘイロフスキー鉱
heyrovskýite
化学組成Pb6Bi2S9,ヘイロフスキー鉱ホメオタイプの一種の鉱物。直方晶系,空間群Bbmm,格子定数a1.3705nm, b3.1194, c0.4121, 単位格子中4分子含む。錫白色,金属光沢,[001]に伸長した柱状結晶。反射光で白色。劈開{001}に平行に不明瞭,硬度VHN50166~234, 比重7.17(測定値),7.18(計算値)。AgBi↔PbPb組合せ置換がある。単斜晶系で化学組成がほぼ同じものであるashamalmiteは3Pb↔2Bi置換がある。高温鉱脈鉱床・スカルン鉱床から,黄鉄鉱・閃亜鉛鉱・方鉛鉱・輝水鉛鉱・コサラ鉱・自然蒼鉛・ガレノビスマス鉱・黄銅鉱・コベリン・石英・アルバイト・微斜長石などとともに産出。福島県八茎鉱山,岐阜県椿原鉱山から産出。旧チェコスロバキアのノーベル化学賞受賞者J.Heyrovskýにちなみ命名。参考文献:M.Shimizu et al.(1993) Res.Geol., Vol.43
執筆者:清水 正明
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

