ヘムス鉱(読み)ヘムスこう

最新 地学事典 「ヘムス鉱」の解説

ヘムスこう
ヘムス鉱

hemusite

 kiddcreekiteと固溶体をつくると考えられる鉱物。立方晶系,空間群未決定,格子定数a1.082nm, 単位格子中4分子含む。安四面銅鉱に似た暗灰色,黄錫鉱より黄色味が弱い。金属光沢,微粒状結晶が一方向に連なり柱状のように見える。劈開は観察されない。硬度約4,比重4.469(計算値)。鉱脈鉱床から硫砒銅鉱・ルソン銅鉱・コルーサ鉱・褐錫鉱・レニエル鉱・砒四面銅鉱・黄銅鉱・黄鉄鉱・パラグアナファト鉱・ゴールドフィールド鉱などとともに産出。静岡県河津鉱山のものはSnをSb, Bi, Teが,鹿児島県入来鉱山のものはSnをSbが置換する。原産地のブルガリア,Chelopech鉱床のあるバルカン山地の古代の名称にちなみ命名。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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