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黄錫鉱 おうしゃくこうstannite; tin pyrite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

黄錫鉱
おうしゃくこう
stannite; tin pyrite

Cu2FeSnS4 で表わされる鋼灰色の鉱物。正方晶系。比重 4.3~4.5,硬度4。金属光沢をもち,条痕は黒色。気成鉱床,接触鉱床,鉱脈鉱床から,スズ石黄銅鉱に伴って産出する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

黄錫鉱
おうしゃくこう
stannite

高温から中温の熱水鉱脈鉱床、接触交代鉱床(スカルン型鉱床)、ペグマタイト中に産する、黄銅鉱に近縁の硫化鉱物。黄銅鉱・閃(せん)亜鉛鉱などとよく共存する。亜鉛置換体の亜鉛黄錫鉱ksterite(化学式Cu2ZnSnS4)、銀置換体のオカール鉱hocartite(Ag2FeSnS4)、カドミウム置換体のツェルニー鉱ernite(Cu2CdSn4)、ゲルマニウム置換体のブリアル鉱briartite(Cu2(Fe2+,Zn)GeS4)などとともに黄錫鉱群を形成する。外見上は黄銅色と鉄灰色の中間色で特徴づけられる。命名は化学成分による。[加藤 昭]

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