最新 地学事典 「ルソン銅鉱」の解説
ルソンどうこう
ルソン銅鉱
luzonite
化学組成Cu3AsS4の鉱物。ルソン銅鉱-黄錫鉱系列の鉱物。硫砒銅鉱(ルソン銅鉱の高温型)と多形。ファマチン鉱と連続固溶体をつくる。正方晶系,空間群
執筆者:青木 義和・清水 正明
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
luzonite
化学組成Cu3AsS4の鉱物。ルソン銅鉱-黄錫鉱系列の鉱物。硫砒銅鉱(ルソン銅鉱の高温型)と多形。ファマチン鉱と連続固溶体をつくる。正方晶系,空間群
執筆者:青木 義和・清水 正明
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
銅の鉱石鉱物の一つ。硫砒(りゅうひ)銅鉱とは同質異像関係にあることが合成物で確認されているが、天然では化学的環境に左右されて、生成される相が決定される。たとえば台湾の金瓜石(きんかせき)鉱山ではルソン銅鉱と硫砒銅鉱が共存し、この場合前者が少量のアンチモンを選択的に取り込むことで安定化しているが、後者はアンチモンをほとんど含まない。中~高温熱水鉱床中に産し、比較的高い硫黄(いおう)蒸気圧条件下の産物。自形は正四面体に近い正方四半面体であるが、きわめてまれである。日本の産地としては北海道札幌市手稲(ていね)鉱山(閉山)が有名。原産地はフィリピン、ルソン島のマンカヤンMancayan鉱山で、命名の由来でもある。
[加藤 昭 2018年12月13日]
ルソン銅鉱
英名 luzonite
化学式 Cu3AsS4
少量成分 Sb
結晶系 正方
硬度 3.5
比重 4.53
色 暗帯桃褐
光沢 金属
条痕 黒
劈開 四方向に良好
(「劈開」の項目を参照)
…銅鉱石の一つで,ルソン銅鉱ともいう。化学組成Cu3AsS4。…
※「ルソン銅鉱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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