ヘルツフェルト(その他表記)Ernst Herzfeld

改訂新版 世界大百科事典 「ヘルツフェルト」の意味・わかりやすい解説

ヘルツフェルト
Ernst Herzfeld
生没年:1879-1948

ドイツ考古学者,オリエント学者。ツェレ生れ。本来は建築家であったが,アンドレアッシュールの調査に参加し,先史時代からイスラム初期にかけてのオリエントの文化,遺跡に関し,歴史文献学宗教学美術,考古学など幅広い見地から発掘調査・研究を行った(サーマッラー,パサルガダエ,ペルセポリスなど)。1920-35年ベルリン大学教授,36-44年プリンストン大学教授。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 田辺

世界大百科事典(旧版)内のヘルツフェルトの言及

【ダムガーン】より

…市街および周辺に多くの遺跡が見られる。市南方1kmの地には大遺跡テペ・ヒッサールTepe Hissarがあり,20世紀前半にヘルツフェルト,シュミットE.F.Schmidtにより,前3500‐前1600年ころの集落址やササン朝時代の宮殿址,拝火神殿址が発掘された。【田辺 勝美】 市街には,現存するイラン最古のモスクで,プランは多柱式アラブ・タイプではあるが,構造にはササン朝時代の伝統が強く認められるターリー・ハーナTārī Khāna(8~9世紀ころ)が残る。…

※「ヘルツフェルト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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