ヘルデルラント州(読み)ヘルデルラント(その他表記)Gelderland

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘルデルラント州」の意味・わかりやすい解説

ヘルデルラント〔州〕
ヘルデルラント
Gelderland

オランダの中部から東部にかけて広がる州。州都アルンヘム。南はノールトブラバント州,西はユトレヒト州およびゾイトホラント州,北はオーフェルアイセル州およびフレフォラント州,東はドイツと接する。 11世紀以降神聖ローマ帝国のもとでヘルデルラント伯領,1543年ハプスブルク家のカルル5世によって「ネーデルラント 17州」の一つとされた。 18世紀末には一時プロシアの勢力下に入り,バタビア共和国,オランダ王国を経て,1815年ネーデルラント王国の一州となった。州域はネーデルラインとアウデ (旧) アイセルの2河川の線で南北にほぼ2分される。北部は氷河が運んだ砂質土壌地で,西半分はフェリューウェ (荒地) と呼ばれ,森林,ヒース,砂丘が多く,演習場や国立公園となっている。東半分はアイセル川の低地で,混合農業による家畜飼養が卓越し,乳製品の製造と食肉加工に特色がある。繊維工業も発達。主要都市はアペルドールン,アルンヘム,ジュトフェンナイメーヘン。南部はライン,ワール,マースの諸川の流域で,肥沃な沖積土から成り,果樹栽培,市場園芸,混合農業が行われる。煉瓦工場なども立地。面積 5015km2。人口 181万 6935 (1991) 。

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