六訂版 家庭医学大全科 「ヘルペスウイルス群」の解説
ヘルペスウイルス群
(皮膚の病気)
遺伝情報として2重鎖のDNAをもち、正24面体のカプシド(ピラミッド型の中心構造)エンベロープをもつウイルスをヘルペスウイルスと呼びます。ヒトに感染して病気を起こすものをヒトヘルペスウイルス(HHV)といい、現在までに8種類が知られています(表5)。
免疫のない人に初感染したのち、生体内に潜伏感染し、再活性化するという特徴をもちます。ウイルスによって再活性化の頻度や誘因などに違いがあります。
単純ヘルペスウイルスやHHV7などは、健常時にも頻回にウイルスの排泄がみられますが、
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報