ヘレン(その他表記)Hellēn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘレン」の意味・わかりやすい解説

ヘレン
Hellēn

自分たちのことをヘレネスと呼んでいた古代ギリシア人の名祖の英雄ゼウスが当時の人類を滅ぼす目的で起した大洪水から生残り,現在の人間たちの先祖となったデウカリオンとピュラ夫婦の長子で,ニンフのオルセイスとの間に,ドロスクストスアイオロスの3子をもうけ,そのなかのドロスからドーリス人が,アイオロスからはアイオリス人が生じ,クストスの息子のイオンとアカイオスはそれぞれ,イオニア人アカイア人祖先となったとされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のヘレンの言及

【デウカリオン】より

…水が引いてから,人類の回復を願う二人に,母の骨を背後に投げよとの託宣があり,これを石と解した二人が肩越しに石を投ずると,デウカリオンの投げた石は人間の男に,ピュラのそれは女になった。こうしてギリシア人の祖先たるヘレンHellēnが生まれたことにより,古代のギリシア人はみずからをヘレネスHellēnes,国土をヘラスHellasと称するようになったという。【水谷 智洋】。…

【ヘレネ】より

…ギリシア伝説の絶世の美女。英語ではヘレンHelen。白鳥の姿で近づいたゼウスがスパルタ王妃レダに産ませた卵からかえった。…

※「ヘレン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む