ベクトル場(読み)ベクトルバ

デジタル大辞泉 「ベクトル場」の意味・読み・例文・類語

ベクトル‐ば【ベクトル場】

空間の任意の各点にベクトル量が与えられた場。物理学における電磁場重力場ほか地上の各点における風向風速もベクトル場とみなせる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベクトル場」の意味・わかりやすい解説

ベクトル場
ベクトルば
vector field

ある空間で,1つの量が各点の関数として一義的に与えられるとき,この空間をその量の場という。特にベクトル量の場をベクトル場という。流体力学における速度場電磁気学における電場磁場はこの例である。

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世界大百科事典(旧版)内のベクトル場の言及

【ベクトル解析】より

…曲線に沿っての積分(線積分),平面あるいは曲面上での積分(面積分),空間領域における積分(体積分)についても,実数値関数の場合にならって同様に定義される。
[スカラー場とベクトル場]
 三次元空間内の領域Dの各点(x,y,z)にスカラー量φが与えられているとき,φをDで定義されたスカラー場という。またDの各点にベクトル量Fが対応しているとき,FDで定義されたベクトル場という。…

※「ベクトル場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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