ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベナンシティー」の意味・わかりやすい解説 ベナンシティーBenin City ナイジェリア南西部の都市。ラゴス東方約 250km,ニジェール川デルタ北西部の熱帯雨林地帯に位置。 13世紀に興り,15~17世紀に最盛期を迎えた,西アフリカ森林地帯最大のベナン王国の首都であった。 15世紀からポルトガルと交易,象牙,奴隷などの貿易で栄えたが奴隷貿易の禁止とともに衰退。 1897年古い城壁に囲まれた市街は焼失したが,城壁や堀の一部,宮殿などが残り,博物館には貴重な史料が保存されている。 13世紀からといわれる真鍮,象牙細工や木彫品は有名。ゴム栽培地帯の中心地で,関連工業や製材業が盛ん。ほかにパーム油,パーム核などを産する。人口 20万 2800 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by