ベニ川(読み)ベニがわ(その他表記)Río Beni

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベニ川」の意味・わかりやすい解説

ベニ川
ベニがわ
Río Beni

ボリビア北西部を流れる川。アマゾン川右岸支流マデイラ川源流の一つ。全長約 1600km。アンデス山脈東部,レアル山脈に源を発するボーピ川とサンタエレナ川が,ラパス北東約 130kmの地点で合流してベニ川となり,レアル山脈北東斜面のユンガス地方の密林地帯を北西に流れたのち,北へ方向を転じてアマゾン低地へ出る。同低地をほぼ北北東に流れ続け,リベラルタ左岸マドレデディオス川を受けたのち,ビヤベヤでマモレ川と合流してマデイラ川となる。高水位期 (12月~5月) にはアンデス山麓のルレナバケからマモレ川との合流点に近いエスペランサ急流部まで汽船が航行できる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android