ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マデイラ川」の意味・わかりやすい解説
マデイラ川
マデイラがわ
Rio Madeira
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南アメリカ中部、アマゾン川中流部南岸の支流。アンデス山脈に発するマドレ・デ・ディオス川、ベニ川、マモレ川などが合流してマデイラ川となる。最長のマモレ川源流からアマゾン川との合流点までの長さは約3500キロメートル。流域面積は136万平方キロメートルあり、アマゾン川の支流のなかで最大。流域はブラジル、ペルー、ボリビアの三国に広がる。アマゾン川との合流点より約1200キロメートル上流にブラジルのロンドニア州の州都ポルト・ベーリョがある。ここより上流約350キロメートルの区間、硬い古期岩類の地帯を横切って流れるため、滝や早瀬が多く河川航路が中断される。上流のマモレ川の航路と結ぶ目的で、延長366キロメートルのマデイラ・マモレ鉄道が1912年開通したが、現在では道路交通に代替されている。ポルト・ベーリョ周辺では、近年、牧場などの開発が急速に進行中であるが、これより下流の熱帯雨林地域は、天然ゴムやパラ栗(ぐり)の採取、焼畑を主とする低開発の人口希薄地帯である。
[松本栄次]
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
… 一般に,アマゾン川の名で呼ばれているこの大河は,本流ぞいにアンデス山地の源流からイキトスまでをマラニョン川,ここからネグロ川の合流点までをソリモンエス川,そして河口までをアマゾナスと呼んだりする。また支流もさまざまで,その長さが1000kmを超えるものが20にも及び,中でもマデイラ川は全長3350km,ジュルア川は約3300km,プルス川は約3150km,ネグロ川とタパジョス川はともに約2000kmと,長大な支流が多い。さらにアマゾン川は,その勾配がきわめて小さく,河口から1450km上流のマナウスで標高が約30mであるし,3800km上流のペルーのイキトスでさえ標高は約80mにすぎない。…
※「マデイラ川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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