ベラン文様(読み)ベランもんよう(その他表記)bérin motifs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベラン文様」の意味・わかりやすい解説

ベラン文様
ベランもんよう
bérin motifs

18世紀初めにフランスのジャン・ベラン父子によって創案された装飾文様。織物,壁面装飾,家具などをはじめ,陶磁器その他の素材にも広く使われた。ルネサンス時代のグロテスク文様に発想を得てそれをさらに整理し,懸花文やシノアズリー文様,アーチ,円柱胸像などを加えた軽快で空想的な文様。空中に浮遊しているような奇妙な幻想感がある点と,花縄の垂れ飾りなどに特色がある。18世紀のフランスで最も愛好された典型的なロココ文様の一種。(→ロココ美術)

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