ベラン(その他表記)Jean Bérain

改訂新版 世界大百科事典 「ベラン」の意味・わかりやすい解説

ベラン
Jean Bérain
生没年:1637-1711

フランスの装飾デザイナー,版画家。ロレーヌ地方で銃器製作をする家に生まれ,1644年ころパリに出る。70年にルイ14世の宮廷に版画家として仕え,宮廷での催し物,舞台装置衣装をはじめ多岐にわたるデザインを手がけ,74年には王室デザイナーとなる。アラベスク文様,グロテスク文様,シノアズリー,サンジュリーなどを組み合わせた彼のデザインは版画化されて出版され,A.C.ブールの家具やムスティエ窯の陶器図案などに広く利用され,ルイ14世様式からロココ様式にかけての一つのスタイルをなした。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベラン」の意味・わかりやすい解説

ベラン
Bérain, Jean

[生]1637.10.28. サンミシェル
[没]1711.1.24. パリ
フランスの製図家,彫版師,画家,デザイナー。ルイ 14世様式からルイ 15世様式への移行期において独特の装飾様式を創出した。装飾家ル・ブランのもとで修業し,ルイ 14世の宮廷装飾図案家としてルーブル宮殿で働いた。師の死後は,ルイ 14世の所有する船のすべての外装デザインを受け持ち,またタペストリー,アクセサリー,家具,衣装,オペラの舞台デザインにいたる工芸,室内装飾を担当。その成果はヨーロッパ中に影響を与えた。装飾に東洋的モチーフを用い,ロココ様式の先駆者とみなされる。死後,仕事を受け継いだ同名の息子 (1678~1726) は彫版師として有名。

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