…【藪田 敬次郎】
[疾病史]
この病気は中国では前200年ころにさかのぼり,脚気の名称で記録され,日本では9世紀ころから麻痺型と水腫型とが知られていた。17世紀にオランダの医者がこの病気をインドで発見し,それをベリベリberiberiと呼んだ。西半球では脚気はかなり後になって観察され,ヨーロッパでは栄養障害の病気としてはビタミンC欠乏症である壊血病が広く知られていた。…
※「べりべり」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...