べりべり(読み)ベリベリ

デジタル大辞泉 「べりべり」の意味・読み・例文・類語

べり‐べり

[副]布や紙が激しく破れたりはがれたりする音や、そのさまを表す語。「壁紙べりべり(と)裂く」
[類語]ばりばりぱりぱりびりびり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「べりべり」の意味・読み・例文・類語

べり‐べり

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① よくしゃべるさまを表わす語。べらべら。
浄瑠璃長町女腹切(1712頃)中「べりべりしゃべる頬げた」
布地や紙などの破れる音、また、こまかく破れるさまを表わす語。びりびり。ぺりぺり。
※京大本湯山聯句鈔(1504)「西風吹き来てへりへりと吹破た」
※浄瑠璃・忠孝大礒通(1768)四「モウこらへ袋がべりべりとさけたわい」
[2] 〘名〙 よくしゃべる人。多弁家。
※浄瑠璃・大内裏大友真鳥(1725)四「べりべり奴、追込(すっこ)んでけつかれ」

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