べりべり(読み)ベリベリ

精選版 日本国語大辞典 「べりべり」の意味・読み・例文・類語

べり‐べり

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
    1. よくしゃべるさまを表わす語。べらべら。
      1. [初出の実例]「べりべりしゃべる頬げた」(出典:浄瑠璃・長町女腹切(1712頃)中)
    2. 布地や紙などの破れる音、また、こまかく破れるさまを表わす語。びりびり。ぺりぺり。
      1. [初出の実例]「西風吹き来てへりへりと吹破た」(出典:京大本湯山聯句鈔(1504))
      2. 「モウこらへ袋がべりべりとさけたわい」(出典:浄瑠璃・忠孝大礒通(1768)四)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 よくしゃべる人。多弁家。
    1. [初出の実例]「べりべり奴、追込(すっこ)んでけつかれ」(出典浄瑠璃大内裏大友真鳥(1725)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のべりべりの言及

【脚気】より

…【藪田 敬次郎】
[疾病史]
 この病気は中国では前200年ころにさかのぼり,脚気の名称で記録され,日本では9世紀ころから麻痺型と水腫型とが知られていた。17世紀にオランダの医者がこの病気をインドで発見し,それをベリベリberiberiと呼んだ。西半球では脚気はかなり後になって観察され,ヨーロッパでは栄養障害の病気としてはビタミンC欠乏症である壊血病が広く知られていた。…

※「べりべり」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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