ベルトロニア(読み)べるとろにあ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベルトロニア」の意味・わかりやすい解説

ベルトロニア
べるとろにあ
[学] Bertolonia

ノボタン科(APG分類:ノボタン科)の多年草。ブラジルに10種以上分布する。観葉植物として栽培される。マクラータB. maculata DC.は、葉は広卵形で、表面はビロード状の暗緑褐色、裏面は紫赤色である。またマルモラータB. marmorata Naud.は、葉は長卵形で、前種より毛が少ない。表面は基部から伸びる5本の葉脈に沿って黄白色の模様が鮮明に入り、観葉価値が高い。径は約2センチメートルで5弁の淡紅色花を短総状花序に6、7花つける。

 20℃以上の高温でよく育ち、テラリウム栽培に向いている。繁殖は実生(みしょう)または挿木による。

[高林成年 2020年8月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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