ノボタン科(読み)ノボタンか(その他表記)Melastomataceae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノボタン科」の意味・わかりやすい解説

ノボタン科
ノボタンか
Melastomataceae

双子葉植物フトモモ目の1科。新旧両大陸の熱帯から亜熱帯にかけて 240属 3000種も知られる大きな科で,高木から草本,つる性の種類までさまざまである。生育環境も多様で,熱帯雨林から水湿地,さらに南アメリカのアンデス山系では高山帯の樹木限界にまで達している。茎は稜があって角張るものが多い。葉は単純葉であるが縦に紡錘状に走る3~5本の葉脈が非常に特徴的である。花は放射相称の両性花で,萼片,花弁とも4~5枚,萼筒は子房と癒着し縦に数本の稜が並ぶ。おしべは通常,花弁の2倍数であり,葯 (やく) につく突起物が目立つ。果実は蒴果または液果で多数の細かい種子がある。日本では琉球列島と小笠原諸島にノボタン属 Melastomaが自生するほか,ハシカンボク属 Brediaの数種も琉球列島に分布している。

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