ベルヌイユ法(読み)ベルヌイユほう(その他表記)Verneuil method

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベルヌイユ法」の意味・わかりやすい解説

ベルヌイユ法
ベルヌイユほう
Verneuil method

火炎溶融法ともいう。高融点酸化物の単結晶製作のために A.V.L.ベルヌイユが考案した (1909) 方法で,レーザー材料のルビー,種々の人造宝石磁性材料フェライトなどの製作に用いられる。原料の微粉末を酸水素炎 (酸素水素を混合して燃焼させたもので高温が得られる) 中を落下させて加熱し,半溶融の状態で種結晶上に積らせて単結晶を成長させる。結晶の良否は原料粉末の乾燥度,粒度および結晶を成長させる速度に依存する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android