ベルリンのマリエン教会(読み)ベルリンのマリエンきょうかい

世界の観光地名がわかる事典 「ベルリンのマリエン教会」の解説

ベルリンのマリエンきょうかい【ベルリンのマリエン教会】

ドイツの首都ベルリン(Berlin)ミッテ区、アレクサンダー広場(Alexanderplatz)のベルリンテレビ塔近くにある教会。1270年に建てられたゴシック様式のレンガ造の建物で、ベルリンで2番目に古い教会である。ベルリンを舞台にした森鴎外の小説『舞姫』で、主人公の太田豊太郎エリスと出会うのは、この教会の前である。ここで一番有名なのが、塔内部にある1484年に制作された幅22mのフレスコ画「死の舞踏」である。礼拝堂にはA・クリューガー(Antonio Krüger)の後期バロック様式の中央祭壇がある。礼拝堂の窓は戦前までステンドグラスで飾られていたが、戦後普通のガラス窓になった。内部の見学はガイドツアーのみで可能である。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android