ベンズヒドロール

化学辞典 第2版 「ベンズヒドロール」の解説

ベンズヒドロール
ベンズヒドロール
benzhydrol

diphenylmethanol.C13H12O(184.24).ジフェニルメタノールともいう.ベンゾフェノン亜鉛末とアルカリで還元するか,フェニルマグネシウムハライドとベンズアルデヒドとのグリニャール反応によってつくられる.結晶.融点68 ℃,沸点180 ℃(2.66 kPa).エタノールエーテルクロロホルムなどに可溶,水に難溶.加熱するとジ(ベンズヒドリル)エーテルを生じ,還元するとジフェニルメタンとなる.有機合成原料に用いられる.[CAS 91-01-0]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android