サラダナ(読み)さらだな

日本大百科全書(ニッポニカ) 「サラダナ」の意味・わかりやすい解説

サラダナ
さらだな
[学] Lactuca sativa L.

キク科(APG分類:キク科)の一年草。根生葉を生食するため都市近郊で広く栽培される。チシャ系統で、根生葉は楕円(だえん)形、タマヂシャ(レタス)のように結球はせず、緩い半結球の状態となる。単にチシャというと本種をさす場合が多い。ワイヤヘッド、江戸川サラダナなどの品種がある。

[星川清親 2022年2月18日]

食品

可食部100グラム中にカロチン1400マイクログラム、ビタミンC13ミリグラムを含む。とくにカロチンは結球型のレタスの10倍以上も含まれている。葉はきわめて柔らかく、サラダ用に最適で、鮮度の高いものは葉に光沢があり、鮮やかな緑色をしている。皿に敷いて料理の飾り付けにも用いる。最近需要が増え、一年中市場に供給されている。

[星川清親 2022年2月18日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...

マイナ保険証の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android