ペクチナーゼ

栄養・生化学辞典 「ペクチナーゼ」の解説

ペクチナーゼ

 [EC3.2.1.15].ポリガラクツロナーゼポリメチルガラクツロナーゼペクチンデポリメラーゼペクチックエンザイムともいう.ペクチン酸ペクチンペクチニン酸などのα1→4ガラクツロニル結合を加水分解する反応を触媒する酵素植物酵母細菌などに広く分布している.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のペクチナーゼの言及

【ペクチン】より

…未熟成果実中ではプロトペクチン,ペクチン酸塩など不溶性成分が多いが,成熟するにつれてしだいに水溶性ペクチンに変化する。ペクチン質に作用する酵素としては,プロトペクチンからのペクチン生成を触媒するプロトペクチナーゼが知られ,ペクチンエステラーゼはペクターゼとも呼ばれ,ペクチンを加水分解してペクチン酸を生成する反応を触媒する。また,ペクチンポリガラクツロナーゼは,ペクチナーゼとも呼ばれ,通常はペクチン酸の加水分解に作用し,ペクチニン酸を分解するものはポリガラクツロナーゼと呼ばれる。…

※「ペクチナーゼ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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