ホソバカナワラビ(読み)ホソバカナワラビ(英語表記)Arachniodes aristata

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホソバカナワラビ」の意味・わかりやすい解説

ホソバカナワラビ(細葉金蕨)
ホソバカナワラビ
Arachniodes aristata

オシダ科の常緑性シダ植物。山地林下に群生し,関東地方以西から九州および東南アジアからポリネシアにかけて分布する。根茎は長くはい,披針形で淡い茶色の鱗片を密生する。葉は長さ 80cm前後で,葉身は2~3回羽状,胞子嚢群円形で円腎形の包膜でおおわれる。

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世界大百科事典(旧版)内のホソバカナワラビの言及

【オオカナワラビ】より

…近縁種にシビカナワラビA.hekiana Kurata(日本特産)やミドリカナワラビA.nipponica (Ros.) Ohwi(ヒマラヤ,中国,日本に分布)がある。カナワラビ属Arachniodesは東アジアに約50種が知られ,コバノカナワラビA.sporadosora (Kunze) NakaikeやホソバカナワラビA.exilis (Hance) Chingは沿岸部のシイ‐タブ林に多い。ハカタシダA.simplicior (Makino) Ohwiには濃緑色の葉面に黄緑色の鮮やかな斑がはいるものがあり,世界中で観賞用とされている。…

※「ホソバカナワラビ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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