ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホメロス問題」の意味・わかりやすい解説
ホメロス問題
ホメロスもんだい
Homerische Frage
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… 最後に作品については,古くは二大叙事詩のほかにも,〈叙事詩圏〉中の《テーバイス》《エピゴノイ》《キュプリア》や,滑稽詩《マルギテス》(これらはいずれも断片しか伝わらない),約300行の《蛙鼠(あそ)合戦》,長短30数編の《ホメロス風賛歌》などが彼に帰されていたが,今日では,《イーリアス》《オデュッセイア》以外はいずれもホメロスの作にあらずと判断されている。
[ホメロス問題]
このようにホメロスに関する伝承があいまいであるにもかかわらず,少なくとも《イーリアス》と《オデュッセイア》に関するかぎり,古代人はそれがホメロスの作たることを信じて疑わず,《オデュッセイア》はホメロスとは別人の作と唱えて〈分離派〉と呼ばれたアレクサンドリアの一部の学者の声などは,まったくの例外にすぎなかった。その後,中世の西ヨーロッパでは,両詩に範をとって歌い上げられたローマ詩人ウェルギリウスの叙事詩《アエネーイス》や,4~5世紀のラテン語散文によるトロイア戦争物語を通じて間接的にホメロスを知る程度で,原詩そのものはほとんど忘却されていたが,14世紀中ごろのイタリアで研究熱が再生し,1488年にホメロスの最初の印行本がフィレンツェで発行されてからは,各国でも刊行があいつぎ,研究を促した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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