ホラアナグマ(読み)ほらあなぐま

世界大百科事典(旧版)内のホラアナグマの言及

【クマ(熊)】より

…この類は更新世に栄えて,氷期には巨大なものもいたが,アンデスに小型のメガネグマ1種を残して更新世末にすべて絶滅した。ユーラシア大陸にいたクマ亜科のクマ族は,鮮新世末にツキノワグマ,アメリカグマなどの類と,ヒグマとホラアナグマの類に分かれ,更新世にヒグマからホッキョクグマが分かれた。北アメリカのアメリカグマは更新世前期に,ヒグマはその後期にアジアから移住したものである。…

【絶滅生物】より

…恐竜類も白亜紀末までに絶滅し,新生代まで生き続けた種は一つもない。恐竜類絶滅の原因はいまだ謎であるが,鮮新世初頭に北アメリカからアジアに進出し,ユーラシアとアフリカで繁栄した3本指のウマ,ヒッパリオン属が鮮新世末に絶滅したのは鮮新世後期に現れたウマ属との,ヨーロッパのホラアナグマが更新世末に絶滅したのはアジアからヨーロッパへ進出したヒグマとの競合の結果と見られている。競合は絶滅をうながす原因の一つである。…

※「ホラアナグマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android